WCRP40周年記念事業の一環として、9月23日(木)14:00~16:00、国立京都国際会館において、公開シンポジウム「日本の宗教とイスラームの対話~まほろばの精神とイスラームの平和観~」が開催されます。参加へのお申込みはこちらからhttp://saas01.netcommons.net/wcrp/htdocs/。
このシンポジウムの実施の背景には、この直前に中東諸国を中心としたイスラーム界を代表する約15カ国の宗教指導者が集い、和解や調和のために宗教指導者がどのような貢献ができるかを話し合う「イスラーム指導者会議」(9月20日~22日)が開催されることがあります。この「イスラーム指導者会議」も、WCRP40周年記念行事とした開催されますが、非公開になります。この「イスラーム指導者会議」自体は非公開ではありますが、上記した9月23日の公開シンポジウムは、この「イスラーム会議」に出席した関係者を中心に実施されますので、会議の成果などもこの公開シンポジウムにおいて報告されます。
この度のこうしたWCRPのイスラームに関する取り組みは、昨年11月東京で、外務省の協力を経てWCRP日本委員会が主催した『アフガニスタンの和解と平和に関する円卓会議~「支えあう安全保障(SHARED SECURITY)」をめざして~』をもとにしております。この会議は、民間レベルによる信頼関係を醸成する"対話のイニシアチブ"によって、アフガニスタンの和平実現をめざす取り組みで、アフガニスタンをはじめパキスタン、イラン、サウジアラビア、米国、EUなどの関係各国の外交問題担当者、学者、宗教者ら20名が正式参加者として集った会議でした。その会議では、それぞれの立場で率直に意見を交わしながら、共通の課題点を確認し、そして、討議の内容を提言書にまとめ、それを岡田克也外務大臣に手渡しました。
(写真:2009年11月アフガニスタン和解会議と岡田外部大臣との面会の様子)
その提言書の中で特に訴えられたのは、暴力やテロ行為のために宗教が悪用されていることをせき止める必要性で、これは、アフガニスタンにおける暴力の連鎖を断ち切るためには、普遍的なイスラームが非暴力を強く推進している教えであることを発信する必要ということです。宗教の名を使った暴力行為をとめ、正しい宗教の理解を施すことの重要性を示しました。
この提言に基づき、この度の「イスラーム指導者会議」ならび『公開シンポジウム「日本の宗教とイスラームの対話~まほろばの精神とイスラームの平和観~」』が開催されることとなったのです。
もともと非暴力の教えであるイスラームへの正しい理解の促進こそが、平和と調和をもたらす最も重要な要素の一つと思われます。こうしたことへの取り組みこそ、諸宗教の連合体であるWCRPの役割と考え、実施することとなりました。いかに暴力をのりこえられるか、宗教者だからこそできることを考えていきたいと思います。
9月23日の公開シンポジウム「日本の宗教とイスラームの対話~まほろばの精神とイスラームの平和観~」へのご参加、お待ちしております。シノハラ


