ARMS DOWNキャンペーンは、WCRPグローバルユースネットワークによって実行されております。その構想は、2006年のWCRP青年世界大会で採択された「広島宣言」をもととしております。
この「広島宣言」から、その具体的なメッセージ・行動である「ARMS DOWNキャンペーン」が実施されるようになった経緯の中で、非常に重要な動きがありました。それは、2008年のG8北海道・洞爺湖サミットに向けての世界の諸宗教指導者の取り組みでした。
2008年7月7日~9日、G8北海道洞爺湖サミットが開催されました。G8サミットは、世界の主要国の首脳級が一堂に集い、地球規模の問題について話し合う場です。主要国の首脳が集まるだけに、このサミットにおける議論は、国際政治・経済などに大きなな影響をもたらすものです。
昨今の地球的な課題の深刻さに鑑み、2006年から、この重要なG8サミットに対して、宗教者による提言活動が行われてきました。2006年のロシア、2007年のドイツで開催されたG8サミットに向けて宗教者からの提言が行われており、2008年のG8北海道洞爺湖サミットに際しても、宗教者からの提言を行いました。この時は、世界の多くの諸宗教指導者からの提言をという意味から、諸宗教の連合体組織であるWCRP日本委員会と同国際委員会の主催のもとで開催されました。
この会議は、「平和のために提言する世界宗教者会議~G8北海道洞爺湖サミットに向けて」という名称で、G8サミットの数日前の7月2日~3日、札幌で開催されました。ここには、日本をはじめとするG8国やアフリカ、中東、アジア、欧州、北米、南米の各地域から200名を超える宗教指導者が集い、核廃絶、気候変動、国連ミレニアム開発目標などの問題に対して討議を行い、G8サミットへの提言書「札幌からの呼びかけ」が作成され、G8サミット議長国である日本の福田康夫総理大臣(当時)に手渡されました。
この提言書「札幌からの呼びかけ」には、ARMS DOWNキャンペーンの「共にすべてのいのちを守るために」の考えである「共有される安全保障 Shared Security」という、人々の連帯によって人間の尊厳を守るという宗教者が考える安全保障のあり方が示されました。また、軍事費を削減し、その分の費用を貧困、環境問題の解決をはかるために活用するというARMS DWONのメッセージと同じ提言が謳われておりました。
この会議にはWCRP国際青年委員会のステラ・マリス委員長とアビゲイル・モシュ副委員長、さらにはWCRP日本青年部会役員が参加しておりましが、彼らは、この提言書「札幌からの呼びかけ」は、確かにG8サミットに対する提言であるが、これは、青年自身に対する呼びかけでもあり、政府への提言だけに留まらないで、その実現に向けての主体的な行動が必要との思いを強く抱きました。
ARMS DOWNキャンペーン実施の背景には、このG8に向けての世界の宗教指導者の会議「平和のために提言する世界宗教者会議~G8北海道洞爺湖サミットに向けて」で採択された提言文「札幌からの呼びかけ」の、青年による主体的な実行を行うという意義があります。シノハラ


