先日1月19日、WCRPアジア・太平洋地域青年コーディネーターのローレンス・チョン氏とARMS DOWNキャンペーンについて意見交換をしました。ローレンス・チョン氏は、カトリックの在家信者さんを中心といたフォコラーレhttp://www.geocities.jp/focolarejapan/focolaresito/index.htmlに所属するシンガポール国籍の方です。
ローレンス・チョン氏は、2007年9月にシンガポールで開催されたアジア青年宗教者会議で、アジア・太平洋地域のコーディネーターとして選出されました。その後精力的に活躍され、特に2008年10月には、第7回アジア宗教者平和会議(ACRP 7)の青年会議を紛争地域であるフィリピン・ミンダナオ島で開催し、紛争当事者同士とアジアの諸宗教青年リーダーとの紛争和解のための対話を主宰しました。そして、アジアの諸宗教青年によるミンダナオ和平に向けた声を集約し、ローレンス・チョン氏より、フィリピンのグロリア・アロヨ大統領に提出されました。
このローレンス・チョン氏を中心として、アジア地域における青年宗教者もこのARMS DOWNキャンペーンの重要性を認識し、その取り組みを開始しております。2009年7月に、ネパールのカトマンズでアジア青年軍縮サミットを開催し、25カ国から約100名の諸宗教青年が集い、このARMS DOWNキャンペーンについて議論を重ねました。また、同年11月のコスタリカ会議の中でも、アジア地域におけるARMS DOWNの具体的な取り組みについて話し合いが行われました。
現在のアジア地域は、様々な深刻な課題があります。中国、インド、パキスタン、(極東地域としてロシアも)などは核兵器国ですし、北朝鮮では核実験が行われおります。カンボジア、ラオス、ベトナムなどでは、クラスター爆弾が実際に使用され、多くの子供たちに被害をあたえ続けております。地雷も、インド、チェチェン、インドシナ半島等に多く存在しております。さらに、アジア全域において、飢餓は広範囲の地域に存在しており、国連ミレニアム開発目標の達成が厳しい状況におかれております。アジア開発銀行の報告書によると「妊婦死亡率」と「衛生な環境へのアクセス」が、特にアジアにおける主要課題となっているそうです。
ローレンス・チョン氏は、このような状況にあるアジア地域だからこそ、ARMS DOWNキャンペーンをアジア全体で盛り上げていきたいとの意欲を示されておられました。特に、インドシナ半島、インド、インドネシアなどには、WCRPに関連する多くの諸宗教青年がいるので、まずは、そうしたところにしっかりと呼びかけ、その輪を広げていきたいと力強く語っておられました。
日本もアジア諸国の一員として、悲惨な歴史の現実を踏まえ、また、現在の異常な貧富差の現状をしっかりと認識し、アジアの貧困撲滅と軍縮を通した平和構築に力を注ぐことが大事であると思いました。シノハラ


